自作塗装ブースの組み立て
明けましておめでとうございます!正月なので面倒すぎて放置していた塗装ブースを組み立てます。机に組み付ける形になります。
材料
今回使用する材料は下記のとおり。
- DCファン
- 電源アダプタ(12V、4.17A)
- MDFボード(ブース部)
- アルミダクト
- 定着カラー?(ダクトの接続口金具)
- アルミテープ(ダクト接続用)
こうやって書くとシンプルですね。
強力DCファン
勢いあまって接続用の金具を接着してしまったので真上からしか写真取れませんでした。こちらは山洋電気の通販サイトで入手。172mm径のファンになります。なかなか時代を感じるサイトの作りなので、油断してると別サイトに飛ばされて戻ってこれないです(笑)
運が良ければ一般のDIYサイト等で入手できるようですが、品切れだったので直接予約しました。2か月以上は待った気がするので、購入を検討の場合は余裕をもっておいた方がよさそうです。
ちなみにパワーはすごいけど、相当うるさい
体感では掃除機の半分くらいの騒音。ちょっと工夫しないと深夜のご家庭では使えないですね。
騒音に関しては後日工夫するとして進めます。
MDFボード
これも組み立てる前に写真撮り損ねたのでざっくりこんな感じ。こういった材料はあらかじめ寸法決めてホームセンターなどで切ってもらった方が楽でいいです。
さっき接着しちゃったファンが中に入ってますが関係ないです。とりあえずボンドだけで組み立ててみましたが、割とガッチリな感じ。一応補強にネジと、隙間を埋めるために内側隅にホットボンドを使います。
底部の穴は中心にクギを打ってトリマーでぐーるぐる。直径約15cmの穴を開けました。トリマーはホント便利!
アルミダクトでブースとファン、排気口を接続
仮組してみました。ブースから、机を貫通してアルミダクトに接続。そこから二重窓へ接続します。
ちょっと見にくいけど、ダクトの真ん中あたりにファンがあります。
押し出し式か、吸い込み式か
塗装ブースのファンの位置については、色々な方が試行錯誤されておりまして、大きく分けるとブース部にファンを取り付ける「押し出し式」と、排気側にファンを取り付ける「吸い込み式」があるようです。それぞれメリット・デメリットがあるみたいですね。色々調べた結果、ざっくりまとめると次のような感じかと。
押し出し式のメリット・デメリット
- ファンがブース部にある(塗装ポジションに近い)ため、強力。
- 市販の塗装ブースでも採用されている。
- ダクトの形状によっては吹き返し(排気した塗料ミストが跳ね返ってくる)が起こりやすい。
- 吹き返し防止にシロッコファン推奨。
基本的にはシロッコファンを前提とした形式なんでしょうか。
吸い込み式のメリット・デメリット
- 窓にファンを設置(排気口の先が解放されている)するため、吹き返しの心配が少ない。
- ファンが遠いので、吸い込む力が弱まる。
- 強力なファンを使用した場合、ファンの騒音はダイレクトに外に漏れるので近所迷惑。
中間式にしてみる
要するに、押し出し式だとダクトをグネグネさせるとファンの風がダクト内部でブチ当たって吹き返すのでNG、吸い込み式でダクトが長すぎるのは、そもそも吸い込む力が弱くなるし、ご近所迷惑もNG、という事ですかね。
ただ、今回は机の下をダクトが通るという構造上、どうしてもダクトはグネグネするし、窓までの距離もそれなりにある。どちらかを選ぶ事はできそうにないので、ダクトの途中に設置してみました。
ま、まぁ少々見た目がアレですが、これならどっちのメリットもデメリットも半分になるだろ、という安直な考えです。
長くなったので、動作テストは次回。