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ガンプラにサフは必要か

サーフェイサーは必ず必要か

今回、サフの検証も兼ねてMG Wガンダム EW を作ってます。

モデラーの中でも、ガンプラビルダーは何にでもサーフェイサーを吹く。なんかの儀式か(笑)という話がちょいちょい出てきますね。

度々炎上気味になっているのを見かけるので、ちょっと考えてみました。普段はガイアのEVOサフを使ってます。

表面処理の傷が埋まる、モールドも埋まる

表面処理のヤスリ跡は当たり前だけどある程度埋まります。600番程度の傷なら、艶消し仕上げなら目をつぶれるレベルに消えると思う。ただし部分的に深い傷が残っている場合は、よく見れば普通に肉眼で確認できる。

モールドが埋まるってレベルでもないかと。ただし、サフで完全に傷を消そうとやっきになるよりは、サフ後に再度ヤスった方が良いと思います。。

400番程度の傷は厳しい。これをサフで埋めるのはかなり厳しい。完全に消えるほど吹けば、モールドはおろかエッジもダレる。

800番程度が一番いい感じ。軽くサフを吹けばヤスリ傷はまず分からないレベルになる。

塗料の食いつきが良くなる & 下地色とプラの透け防止

ラッカー塗料の場合はほぼ関係ないかと。直接色を乗せても食いつきが悪いと感じた事はないので、サフの上から塗っても改善した!と思った事はない。

プラの透けに関しては、裏に違う色塗っておくとか色々あるけど、サフでも同じ効果は得られる。

傷チェック & 塗り忘れ防止

これも普通にグレーとかの色吹いておけばいいですね。サフである必要はないけど、傷チェックと同時にあわよくば細かい傷が消えててほしい、という希望は捨てがたい。

何でガンプラは特に、なのか

スケールモデル等と違って、ガンプラって複数の色、それも割と鮮やかな色を複数使う事が多いんですよね。

で、考えずに調色してガーっと塗ると、色同士のトーンが合わなくて、何となくチグハグな印象になっちゃう。だから統一した下地色を塗って色同士の橋渡しをやってあげる必要があるという考え方もありやなしや。

どうせ統一の下地を塗るのなら、ちょっとした傷も埋まるサフでいいじゃない、となるのが一つの原因かなと思います。超絶繊細なモールドもそんなにないし。

サフ萌え

全身グレーのMSってなんであんなにかっこいいんでしょうね。一度組んでみて、工廠のエンジニア気分を味わうのもプラモの楽しみとしてはいいんじゃないでしょうか。

これをやるならつや消しグレーとしてサフを吹くのは全然アリだと思います。

結論、やりたければ何でもかんでもサフ吹いて良い

個人的には複数のメリットが一度に得られるので、サフは吹きたい。で、問題は「何でもかんでも」という部分だが、塗膜が厚くなるとか単純に面倒等のデメリットに目をつぶれるのであれば、とにかく何でもサフを吹く、というのは考える事が一つ減るのでアリだと思う。特につや消し仕上げにする予定で、表面処理のヤスリの番手を少しでも減らしたい人には良いかもしれない。

「いつもの手段」として使うには、最もとっつきやすい部類だと思うし、僕みたいなレベルだと何も考えずにサフを吹く!というのは失敗の予防、早期発見ができるのでメリットの方が大きいかな。

逆に、ヤスリがけの精度が上がってくるとサフを吹くデメリットの方が大きくなってきます。サフ吹かないとダメ?って聞かれたらそんなことはないと答えます。大御所モデラーさんにサフ不要派が多い印象なんですが、それは表面処理がそもそも早い&上手いからっていうのはあるんじゃないかと。

個人的にはつやあり仕上げやメタリック塗装、MGの内部フレームなどはサフなしで塗る事が多いですし、大体800番でヤスる頃には表面処理が嫌になってる&塗装の方が好きなので、ワンチャン600番で終わらせる期待をこめてサフを吹きます(笑)ただ、デカール貼るのならどのみち上塗りでツヤっとさせないと貼りにくいんですよね。

キャンディ塗装のアーマーと内部フレームはサフなし。これも人それぞれ。

テキストだらけでダラダラ書いたけど、気にせず好きに塗ったらいいと思うな!

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